江戸時代においては, すでに花とは「桜」であり, それゆえに四季の花の中で他に先駆けて 咲く「梅」は「花の兄」と雅称されている。一方「桜」については浅野長矩の「辞世」やさ らに近代における軍歌「同期桜」等に「散華」の問題さへ出てくる。花の兄 (四季の花の中で他の花にさきがけて咲くからいう) 梅の雅称。 梅暦「時をえがほや花の兄」 《広辞苑・第五版》 この文章を書いているのは、。まづさく梅は花の兄 おくるゝ菊は花の弟 きくの後なる早咲きの 梅は兄かも弟かも 註:この場合の<早咲の梅>は暦の元日が来る前に開花した旧年咲きの梅 「早梅」とも。
マブリツ Dear Garden ページ 24